受験直前に急な歯の痛みが出たら、と心配になったことはありませんか。模擬試験や過去問演習に集中したい時期に、歯がしみたり詰め物が取れたりすると、勉強どころではなくなってしまいます。
受験直前の歯の痛みは学習時間を奪うため早めの治療が望ましい

結論として、痛みの原因になりやすい歯を受験期に入る前に確認し、必要な治療は早めに済ませておくことをお勧めします。歯の痛みや違和感は集中力をそぎ、貴重な学習時間を奪う要因になり得るためです。
歯痛が生じやすい原因は虫歯・智歯周囲炎・詰め物の脱離
受験期に多いお口のトラブルは、虫歯の進行による痛み、親知らず周辺の歯肉の炎症、そして硬いものを噛んだ際の詰め物の脱離です。いずれも数日前から違和感があったのに我慢していた、というケースが少なくありません。
中学生・高校生の歯肉炎は年代によって差がある
厚生労働省の資料によれば、中学生・高校生における歯肉に炎症所見を有する者の割合は、平成17年の歯科疾患実態調査で25.1%だったものが、平成28年には19.8%まで改善しています[1]。全体として改善傾向にあるとはいえ、一定数の生徒に歯肉の炎症が見られる点は変わらず、受験期の口腔状態にも影響し得ると考えられます。
当院では「同志」として一緒に治療計画を考える
小林正明院長は、患者と歯科医師が同じゴールを見据えて共に取り組む関係を大切にしており、受験を控えるお子様にもそうした姿勢で向き合っています。
神奈川県歯科医師会のコラムでも、歯科医院で定期的なチェックを受け、歯の痛みの原因となるむし歯や歯周病を予防することの大切さが指摘されています[2]。痛みを我慢して集中しようとするより、事前に原因を取り除いておく方が現実的な対策といえます。
虫歯を放置すると受験期に治療期間そのものが圧迫される

虫歯は自然に治ることはなく、放置すればするほど治療の回数と期間が増えていきます。受験直前に痛みが出て慌てて受診しても、進行の度合いによっては一度の通院では終わらないことがあります。
虫歯の進行段階によって必要な通院回数が変わる
初期の虫歯(C0〜C1)であれば経過観察や1回程度の処置で済むことが多いですが、神経に達した虫歯(C3)になると根管治療で複数回の通院が必要になります。進行段階ごとの違いについては、虫歯を放置するとどうなる?C0〜C4の進行段階と治療が遅れるリスクで詳しく解説しています。
学校の歯科検診で「要受診」と言われたら早めに動く
CやCOの多数保有は、長期にわたる不適切な生活習慣によって引き起こされたものと考えられ、個別指導では生活習慣や家庭環境等を含めた多面的な把握が必要とされており、学校歯科医の指導のもとで受診勧告が出される場合があります[3]。結果票の見方は学校の歯科検診で「要受診」と書かれたら?結果コードの意味と受診の目安で確認できます。
詰め物が取れた場合は応急処置と早期受診の両方が必要
受験期は硬いものを噛む、歯ぎしりが増えるなどの理由で、詰め物が外れやすくなる方もいます。取れた詰め物の保管方法や当日の対処は詰め物が取れた!週末・外出先でもあわてないための応急処置と受診の目安をご覧ください。当院では患者ごとに器具を個別滅菌パックで管理し、来院時には衛生面に配慮したうえで処置を進めています。
平日20時までの診療なら学校帰りでも通院計画を立てやすい
治療のタイミングに悩む最大の理由は「通院時間の確保」です。当院は平日10時〜13時・14時30分〜20時まで診療しており、学校や塾の後でも通いやすい時間帯を用意しています。
受験までの時期に応じた通院の目安
治療の種類によって、受験当日までにどのタイミングで済ませておくべきかが変わります。目安を以下に整理しました。
| 目安の時期 | 推奨される受診内容 | ポイント |
|---|---|---|
| 3〜6か月前 | 定期検診・クリーニング・虫歯チェック | 経過観察で済む段階で発見できる可能性が高い |
| 1〜2か月前 | 気になる虫歯・詰め物の状態確認と治療 | 根管治療など複数回通院が必要な処置は早めに完了させる |
| 直前1〜2週間 | 応急処置・かみ合わせの微調整のみ | 大がかりな治療は避け、経過が安定している状態を保つ |
平日夜間・土日の使い分けで無理のない予約を組む
平日の夜間診療が難しい週は、土曜・日曜の診療時間(土日9時〜13時・14時〜17時、日曜は16時まで)を組み合わせることもできます。土日の通院を検討している方は土日しか歯医者に行けない。高尾・西八王子エリアで受診前に確認しておきたいことも参考にしてください。予約時間の10分前来院を推奨しており、15分以上の遅刻の場合は日程の振替をご相談することがあります。
CTやマイクロスコープを使った診断で通院回数を見通しやすくする
当院ではCTスキャンやマイクロスコープを用いた精密な診断を行い、治療にかかる通院回数の見通しを事前にお伝えするようにしています。予防・クリーニングは担当の歯科衛生士が継続して対応する担当制のため、受験期のスケジュールに合わせた通院計画の相談も一貫して行えます。自費診療はクレジットカードやデンタルローン(月々3,000円〜、最大120回払い)にも対応しており、通院の負担を分散させることも可能です。
まとめ
- 歯の痛みや違和感は学習時間を奪う要因になり得るため、受験期に入る前の確認が望ましい
- 中学生・高校生の歯肉炎の割合は改善傾向にあるものの、一定数の生徒に炎症が見られるため油断はできない
- 虫歯は進行段階によって通院回数が変わるため、C0〜C1の早い段階で見つけることが受験期の治療負担を減らす鍵になる
- 学校歯科検診で「要受診」と言われた場合や詰め物が取れた場合は、早めの受診で治療期間を圧迫しないようにする
- 当院は平日20時まで・土日診療にも対応しており、CTやマイクロスコープを使った診断と担当衛生士制で受験までの通院計画を一緒に考えられる
受験を控えたお子様の治療は早めのご相談がおすすめです。あい歯科クリニック高尾(高尾駅南口徒歩約1分、電話042-673-7610)では平日夜間もWEB予約で受け付けています。通院のタイミングや治療計画について迷う場合は、初めての方へ(初診の流れ)から詳細をご確認のうえ、お早めにご相談ください。
参考文献
[1] 厚生労働省「歯科口腔保健に関する最近の動向」mhlw.go.jp
[2] 神奈川県歯科医師会「歯が痛い時は数学に限る」dent-kng.or.jp
[3] 日本学校歯科医会「よくある質問」nichigakushi.or.jp

